マッチング事例紹介

老舗菓子店の名物と、商業高校生の現代感覚とのコラボ

商業高校の授業課題から高校生自身が生み出した新商品。昔懐かしい老舗のお菓子をベースに、商品企画から商品名、そしてパッケージまでを若い感性でクリエイトした逸品です。

企画・商品名 老舗菓子店と商業高校生のコラボ「うめちゃんすはま」
企業名 朝倉製菓
企業名 福井県立武生商業高校 情報ビジネス科
マッチング内容

・プロフィール

◎朝倉製菓: 創業は明治19年。きな粉や大豆を使った昔ながらの懐かしい「駄菓子」を作り続けている。また製法も昔ながらの手作りを意識し、大豆・きな粉・黒砂糖・ゴマなどの自然の原料を使い、現在三代目と四代目を中心に心を込めた製品造りをつづけている。

◎武生商業高校: 全国でも珍しい生徒中心で仕入れから販売まで行う「武商デパート」が毎年秋に行われ、1~2月頃には株主総会で営業成績・売上などの報告も本物さながらに行われている。毎年の武商デパートには近隣からの多くの来場者があり、地域の名物イベントにもなっている。そういう特色を持った学校の学科のひとつとして、ビジネスシミュレーションを授業とする情報ビジネス科がある。

・連携の経緯

武生商業高校の情報ビジネス科において、市内の老舗菓子店「朝倉製菓」で製造する新商品の企画・開発を課題とした授業をおこなった。新商品のネーミングから、商品デザイン等のパッケージング、そして食味までを考えた多数の企画案が生徒達から集められ、その中できな粉を原料とした「すはま」に南越前町産の梅ジャムを挟みこんだ季節限定「うめちゃんすはま」が開発された。

・連携にあたっての工夫など

商品パッケージも、文書デザインの授業で生徒がデザイン。外装のラベルは、きな粉の原料の大豆にちなんだ「豆」の字を基にしたデザイン。手書きの文字と梅の花びらを添えたピンク基調のデザインで若い人の関心を引く様にと、商品名やラベルをかわいらしくした。