越前打刃物と京友禅が生み出す新たな伝統美

越前の地で受け継がれ磨きぬかれた匠の技「越前打刃物」と、京の都で花開いた手書き染めの京友禅。このふたつの伝統工芸のコラボで生み出されるものづくりのCool Japan ! 国際人の方々に大変ご好評いただいております。
企画・商品名 | 越前打刃物と京友禅による「本鍛造ダマスカス+くりすたる・あーとペーパーナイフ」 |
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企業名 | 鍛冶工房 いわい |
企業名 | くりすたるあーと |
マッチング内容 |
・両社のプロフィール 鍛冶工房いわい: 昭和36年5月に初代の岩井源松が岩井刃物として創業。二代目の孝之と共に越前打刃物の伝統工芸の技能を磨き続けてきた。平成6年には孝之が伝統工芸士に認定され、続いて平成18年には三代目の岩井丈も伝統工芸士に認定。初の親子二代の現役伝統工芸士として活動中である。岩井丈は平成18年2月に『ふくい南青山291』にて初の個展を開催。若い感性を用いながら、越前打刃物業界でも鋼付け・火造り・鍛造技術を継承する数少ない職人の一人として刃物のみならず、その技術を応用したカトラリーや新商品の開発に従事。新感覚のものづくりに挑戦し続けています。 くりすたるあーと: 京友禅作家の林裕峰が伝統工芸の京友禅と最新技術の特殊樹脂を融合させた特殊製法を開発。このことから1998年に「くりすたるあーと」を設立し、デザイン・製造・販売をスタートさせました。特に、エアブラシ・筆を使い、デザインを下絵なしで携帯電話やiPod等のモバイル機器表面に友禅を再現する技法を認められ、大手メーカーの展示ブースでの実演披露もおこなうなど、様々な分野で活躍中です。手描きならではの温かい風合い、そして日本の和の心が感じられる、世界にひとつだけの逸品をお客様に提供し続けております。 ・連携の経緯 ダマスカス鋼の紋様の特徴に華やかさを加えたいと思っていた頃に、ちょうど出会えたのが“くりすたる・あーと”でした。あーとを施された製品には様々な色や螺鈿が組み合わされており、純粋な和の図柄も組み合わせたいと思う要因でした。作業工程、工法等からも様々な物に応用が利くのではと思い林氏に打診した事が始まりになります。 ・連携にあたっての工夫など このペーパーナイフを作る際に、複数のあーとを見ながら実用的なスタイルと描かれたあーとが映えるサイズの持ち手部分をデザインしてみました。また、あーとの絵柄が着物の柄がベースとなっているので、ペーパーナイフを収納するケースには着物の生地を使ってみました |