マッチング事例紹介

幸福度日本一の福井から喜びのおすそ分け

小浜で作った「木の樽」に越前和紙の技術で漉いた「ヨシ紙」のメモ帳を入れた祈願グッズ。人にも環境にもやさしい地元の産業をセットにして福井の幸福度をアピールする。

企画・商品名 「合格メモ入り 福木樽(ふくきたる)」
企業名 山田兄弟製紙㈱
企業名 吉田桶樽商店
マッチング内容

・両社のプロフィール

山田兄弟製紙 株式会社は、伝統的な「透かし加工の和紙」や、彩り豊かな「漉き合わせ和紙」はもちろん、近年は非木材紙認定の「ヨシ紙」や98%古紙が原料の「雲華紙」など、環境にやさしい和紙づくりにも力をいれている明治創業の機械漉き和紙の製造業者です。

吉田桶樽商店は、若狭小浜の名産である小鯛のささ漬けの包装用化粧樽の生産を主としている全国でもめずらしい小型木樽の製造・販売業者です。

 

・連携の工夫と苦労

商品名は、「福井県で作った、木の樽」ということで「福木樽」。
発売時期が1月だったこともあり、受験生をターゲットに合格(ゴーカク)を祈願してメモ帳を五角形にカット。
カットした際に出る 裁断おち も 合格祝い用紙吹雪 として封入。
サクラ柄の和紙が何番目に入っているかで運試しもできる。
樽のふたには「福木樽」の焼き印をする。
樽木のざらつきも「スベラナイ」として活かす。

などなど、アイデアと洒落が満載でプロデュースされておりました。

山田兄弟製紙では、ひとつひとつ手で合わせて断裁しなければいけないので、メモ帳を五角形にカットするのが大変でした。

吉田桶樽商店では、手作業で焼き印を押すのが初めてで、ひとつひとつ代表が自ら手押ししました。
また、当社の樽は現在すべて食品の容器あるいは化粧樽として利用される方ばかりなので、食品以外のものとのマッチングは新鮮でした。

 

2012年1月に500個限定で発売された「福木樽」は、お陰様で完売いたしました。